スタッフ紹介

堀部 修 (ほりべ おさむ)

はじめまして。

私は京都の山村で十年間暮らしていました。自分で自給できることはできるだけ、でも無理をしない程度にやりながら、林業で生計をたてていました。食料は田んぼや畑でコメと野菜をつくっていました。山で伐採した木もできるだけ運び出して、薪にしました。自分で作った米や野菜は出来の上手い下手にかかわらず、とてもおいしいものです。家の軒先に積み上げた薪も、暖炉の燃料でひと冬でなくなってしまいます。燃え尽きた灰は春には畑に撒きます。生ごみもコンポストで肥料にしました。すべてではないけれど、できる限りのものが循環しているとても豊かな暮らしでした。

 

私はこの暮らしで、人と樹、自然との関わりの大切さを身に沁みて感じました。人は身近に草木があれば、穏やかになれるのです。心も豊かになれます。でも、多くの人がきづいていません。町でもその気になれば、心豊かな暮らしをつくることはできるはずです。私はそれを樹木を通して伝えていこうと思ったのです。決意とともに、再び住まいを町に移してから、私は庭師の修業を積みました。そこで、ガーデニングや庭木の剪定刈込などを習得し、同時に店舗の経営を学び、『にわどや』をたちあげました。植木は自然のものではありません。しかし、自然界のエネルギーを与えてくれます。愛情を注げば、その分植木も答えてくれます。ぱっとしない庭でも、ちょっと工夫するだけで、とても素敵な庭に変わります。

 

 

「人と緑を繋ぐ担い手であること」

 

 

私が『にわどや』として活動していくたった一つの理念です。これからも『にわどや』をよろしくお願いします。

 

 

 

『にわどや』代表 堀部修